いちりんのアウトプットブログ

インフラエンジニアです。まだまだ勉強中の身。わからないこと、気になる事を随時調べてアウトプットします。

ARP is なに?

ARP とは

ARP(Address Resolution Protocol) は、MACアドレスをあて先のIPアドレスから求めるためのTCP/IPプロトコルである

何なの?

宛先IPアドレスを用いたネットワーク層のルーティングにより、目的のサブネットに到着したパケットを最終的に宛先ホストに転送するためには、
データリンク層の処理で用いるMACアドレスが必要である。
しかし、イーサネット内に接続されたホストのMACアドレスは不明である。
このプロトコルは指定したIPアドレスを持つホストのMACアドレスを問い合わせるプロトコルである。

仕組み

  1. 送信元のホストは、ARP要求パケットに対象ホストのIPアドレスを設定して送信

  2. 宛先ノードのMACアドレスは不明であるので、宛先MACアドレスの値をオール1(ブロードキャストアドレス)とする。

  3. ブロードキャストアドレスを受け取ったホストは自分あてのフレームとして処理をし、ARP要求で指定されたIPアドレスと自分のIPアドレスを比較する。

  4. 異なっていればARP要求を無視。同一であれば、自分の宛先MACアドレスを指定したARP応答パケットを送信元ホストに返信する

問い合わせを行ったホストは得られたMACアドレスARPキャッシュに記憶する。
以後、このホストはキャッシュを参照するので同じ宛先ホストに対するMACアドレスの問い合わせは不要となる。一定時間経つとクリアされる。